ELEVENLABS — 代替最終更新 2026.08.27

ElevenLabsの代わりになるAI音声は?同じ日本語原稿で試した2社から選ぶ

乗り換える理由によって答えが変わります。音の自然さで探しているならSpeechify Studio、編集の自由度で探しているならMurfです。ただし「料金が高いから」という理由なら乗り換え先はありません。商用利用が付く最安プランは、当研究所が試した3社の中ではElevenLabsの月6ドルがいちばん安いからです。

先に、このページの限界を書きます

⚠️ 当研究所が日本語で実際に試したのは3社だけです。 ElevenLabs・Speechify Studio・Murf。2026年8月19日に、同じ日本語原稿(約774文字)を3社へ読ませて聞き比べました。

だからこのページは、「世の中のAI音声を全部調べたランキング」ではありません。「同じ条件で聞き比べた3社の中では、こうだった」という話です。試していないサービスについては、良いとも悪いとも書きません。

そのうえで結論を書きます。乗り換え先は、乗り換える理由によって変わります。

ElevenLabsをやめたい理由 向く先
日本語が不自然に聞こえた まずモデルを v3 に変える。それでもだめなら Speechify Studio
もっと細かく作り込みたい Murf
料金が高い 乗り換え先はありません(3社ではElevenLabsが最安です)
無料のまま仕事に使いたい どこにもありません(3社とも無料は商用利用不可です)

下の3つを順に見ていきます。

3社を、乗り換え判断に効く項目だけで並べる(公式確認 2026.08.20〜23 / 試聴 2026.08.19)

24 / 24 埋まっています
  • 実測
  • 公式確認済
  • 外部評価
  • 未検証
項目ElevenLabsSpeechify StudioMurf
商用利用が付く最安プラン$6 / 月(Starter)公式確認済$100 / 年(Studio Starter)公式確認済$19 / 月(Creator)公式確認済
支払い方月払いできる公式確認済年額のみ公式確認済月払いできる公式確認済
課金の数え方入力した文字数(実測で日本語1文字=1クレジット)実測音声の秒数(Voiceoverは1秒1クレジット)公式確認済音声の長さ(分)公式確認済
無料枠10,000クレジット / 月(日本語で約1万文字)公式確認済600クレジット公式確認済音声生成10分公式確認済
無料でファイルを書き出せるか可(MP3 128kbps / 44.1kHz)公式確認済不可公式確認済不可(No Downloads)公式確認済
2026.08.19の試聴で感じた日本語の自然さv3 は「日本人が普通に読んでいる」水準/v2 は不自然さが残った実測ElevenLabs v3 と遜色ないと感じた実測今回の設定では一段下に感じた実測
編集の自由度(2026.08.19に画面で操作した範囲)テイク1・2の複数案が出た実測Enhance で感情タグが自動挿入された実測Pitch / Speed / Pause / ブロック編集。3社でいちばん良かった実測
無料枠での商用利用不可公式確認済不可公式確認済不可公式確認済

「感じた」の行は運営者ひとりが1回ずつ聞いた主観です。測った数字ではありません。条件が変われば評価も変わります。金額・無料枠は変わるので、契約前に必ず公式で現在の値を確認してください。

日本語が不自然だったなら、まずモデルを疑ってください

「ElevenLabsは日本語が不自然」で乗り換えを考えているなら、その前に確かめてほしいことがあります。

2026年8月19日、当研究所は原稿もボイスも変えずに、モデルだけ Multilingual v2 から v3 へ変えました。結果、評価がひっくり返りました。

モデル 聞いた印象
Multilingual v2 「日本語が上手な外国人」に聞こえた。数字や金額の読みに違和感
Eleven v3 「日本人が普通に読んでいる」水準。数字の目立つ読み間違いも感じなかった

同じサービス・同じ声で、ここまで変わりました。乗り換える前に、モデルの選択が v2 のままになっていないかを見てください。

詳しい比較は ElevenLabsのv2とv3、日本語はどれくらい違う? に書きました。

⚠️ v3にも気になった点はありました。原稿中の「でも……うーん」の 「……」を意図しない形で発音する挙動があります。原稿をTTS向けに書き換えれば改善する可能性がありますが、そこは試していません。 未検証

それでも音で乗り換えるなら、Speechify Studio

モデルをv3にしても合わなかった場合、音の自然さで選ぶなら Speechify Studio です。

2026年8月19日の試聴で、当研究所は Speechify Studio をElevenLabs v3 と遜色ないと感じました。日本語が自然で、実戦利用できる品質だという印象でした。生成も速かったです。

ただし、乗り換えるなら知っておくことが3つあります。

  1. 年額しかありません。 商用利用が付く最安は $100 / 年(Studio Starter)で、月払いの選択肢が見当たりません。ElevenLabsの $6 / 月のように「1か月だけ試してやめる」ができません
  2. 課金が秒数です。 ElevenLabsは入力文字数で減りますが、Speechifyは音声の秒数で減ります。しかもピッチ・速度・感情を変えて作り直すたびに消費します。作り込むほど減ります
  3. 入口が分かりにくいです。 当研究所は最初に通常の Speechify(読み上げアプリ側)へ入ってしまい、「Premium 7日間無料/その後 年額19,999円」というカウントダウン表示に出くわしました。必要なのは Speechify Studio のほうです

金額の性質の違いだけを詳しく見たいなら ElevenLabsとSpeechify Studio、どちらを契約すべき? にまとめています。

「もっと作り込みたい」で乗り換えるなら、Murf

音ではなく操作に不満があるなら、行き先は Murf です。

2026年8月19日に画面で触った範囲で、編集機能は3社の中でいちばん良かったというのが当研究所の印象でした。

  • Pitch・Speed・Pause を細かく調整できた
  • 段落をブロックに分けて編集できた
  • Variability・Emphasis の調整画面があった

ただし、ここに落とし穴があります。

⚠️ 公式の料金比較表では、Emphasis・Variability・Say It My Way は Business($66 / 月)の機能として書かれており、最安の Creator($19 / 月)には付いていません。そして無料トライアルの説明は「Try Business Plan for free」です。

未検証 つまり、無料で触って気に入った操作が、Creatorに入ると使えない可能性があります。 ただし当研究所は Creator を契約して確かめてはいません。比較表を読んだだけです。契約前にご自身で確認してください。

音のほうは、今回の設定では一段下に感じました。固有名詞「Notta」の発音が不自然で、3分間聞き続けたいとは思わなかった、というのが正直な印象です。

⚠️ ただし Murfの最高性能を追い込んだわけではありません。 試したのは日本語ボイス1つ(Denki)だけで、設定もほぼ初期値です。「Murfはだめ」とは書きません。

詳しくは Murfの日本語音声を実際に試した と Murfの料金プランと無料トライアル にあります。

「高いから」で乗り換えるなら、行き先はありません

これは正直に書いておきます。

商用利用が付く最安プランを3社で並べると、ElevenLabsがいちばん安いです。

サービス 商用利用が付く最安 1年で払う額
ElevenLabs $6 / 月(Starter) $72(年払いなら$60)
Murf $19 / 月(Creator) $228
Speechify Studio $100 / 年(Studio Starter) $100

しかもElevenLabsの Starter は、実測換算で月3万文字ぶんです。10分程度の解説動画の台本がおよそ3,000〜4,000文字なので、単純計算で月7〜10本ぶんになります。

「ElevenLabsは高い」と感じているなら、Creator($22 / 月)以上を見ている可能性があります。 商用利用の権利だけが目的なら、Starter($6 / 月)で足ります。プラン選びのほうを先に見直すほうが、乗り換えるより早いはずです。

換算の根拠は ElevenLabsの料金プランを日本語の文字数に換算する にあります。

「無料で商用利用したい」も、乗り換えでは解決しません

3社とも、無料枠で作った音声の商用利用を認めていません。 これは横並びです。

さらにElevenLabsは、公式にこう書いています。

Content created outside of a paid subscription (before or after) cannot be used commercially

有料に上げても、無料のあいだに作った音声はさかのぼって使えません。 他社に移っても事情は変わらないので、乗り換える理由にはなりません。

3社の規約の細かい違いは AI音声を無料のまま商用利用できる? にまとめました。

乗り換えを考えていい人

  • v3に変えても日本語が合わなかった(→ Speechify Studioを無料で聴いてみる)
  • 間・強弱・速度を自分で作り込みたい(→ Murfの無料トライアルで操作感を見る)
  • 年額で払うほうが都合がよく、月払いに縛られたくない(→ Speechify Studio)
  • ElevenLabsのクレジットの減り方が、自分の使い方に合っていないと感じている

乗り換えても解決しない人

  • 料金が高いと感じている(3社ではElevenLabsの$6/月が最安です。プラン選びを先に見直してください)
  • 無料のまま商用利用したい(3社とも不可です)
  • まだモデルをv2のまま使っている(先にv3を試してください)
  • 当研究所が試していないサービスの評価を求めている(このページには書けません)

2026年8月19日に3社の無料枠で同じ日本語原稿を試した記録と、2026年8月20日〜23日の公式確認にもとづく整理です。試したのはこの3社だけで、有料プランは契約していません。

このページで確かめていないこと

  • ElevenLabs・Speechify・Murf以外のAI音声サービス — 当研究所は日本語で試していません
  • 3社とも有料プランでの音声品質 — 2026年8月19日の試聴はすべて無料枠です
  • Murfの最高性能 — ボイス1つ・ほぼ初期設定でしか試していません
  • Murf Creator($19/月)で Emphasis・Variability が使えるか — 比較表を読んだだけです
  • Speechifyの Enhance を使ったときの、ElevenLabsとの同条件比較 — Enhance後のSpeechifyと通常状態のElevenLabsを並べても比較になりません
  • 各社の解約手順・返金条件
  • 日本円での実際の請求額 — 3社ともドル建て(Speechifyは年額)です

音そのものの聞き比べと、その日の画面表示をそのまま残した記録は AI音声3サービス検証の生記録(2026年8月19日) にあります。

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