AI VOICE — ElevenLabs vs Speechify Studio最終更新 2026.08.23

ElevenLabsとSpeechify Studioはどちらを契約すべき?同じ日本語原稿で比べた結論

今回の条件では、日本語の自然さに決定的な差は感じませんでした。決め手は料金の数え方です。ElevenLabsは文字数で数えて月額$6から、Speechify Studioは秒数で数えて年額$100から。短い原稿を数多く作るならElevenLabs、長い音声をまとめて作るならSpeechifyが有利になります。

先に結論

2026年8月19日に、約774文字の同じ日本語原稿を両方に読ませました。そのうえで料金を公式で確認しています。

正直に言うと、音では決まりませんでした。

ElevenLabsをEleven v3で使ったときと、Speechify Studioの日本語ボイスは、どちらも「日本人が普通に読んでいる」と感じられる水準でした。片方を切り捨てる理由が、音の中には見つかりませんでした。

決め手になるのは、料金の数え方です。ここが2社でまったく違います。

  • ElevenLabsは、入れた文字の数で減ります(実測で日本語1文字=1クレジット)
  • Speechify Studioは、出てきた音声の秒数で減ります(公式:ナレーションは1秒=1クレジット)

同じ「クレジット」という言葉を使っていますが、中身は別物です。 そして支払い方も違います。ElevenLabsは月額$6から、Speechify Studioは年額$100からです。

事実の比較(公式確認 2026.08.23)

19 / 24 埋まっています
  • 実測
  • 公式確認済
  • 外部評価
  • 未検証
項目ElevenLabsSpeechify Studio
クレジットの数え方入力した文字数(日本語1文字=1)実測生成した音声の秒数(1秒=1)公式確認済
支払いの単位月額(年払いも選べる)公式確認済年額のみ公式確認済
最安の有料プラン$6 / 月(Starter)公式確認済$100 / 年(Studio Starter)公式確認済
最安プランの枠30,000クレジット / 月(日本語で約3万文字)公式確認済86,400クレジット / 年(ナレーション約24時間ぶん)公式確認済
2段目のプラン$22 / 月(Creator・121,000クレジット)公式確認済$300 / 年(Studio Creator・345,600クレジット)公式確認済
無料枠10,000クレジット / 月(日本語で約1万文字)公式確認済600クレジット(ナレーション約10分ぶん)公式確認済
無料枠の商用利用不可公式確認済不可(No commercial usage rights)公式確認済
無料枠での音声ダウンロード可(MP3 128kbps)公式確認済未検証
無料枠での音声クローン未検証不可(No Voice Cloning)公式確認済
有料プランでの音声クローン未検証Studio Starter($100/年)から可公式確認済
日本語で音声を作れるか作れた(v3 / Multilingual v2 など)実測作れた実測
日本円での実際の請求額未検証未検証

料金・規約は変わります。契約前に必ず公式で現在の値を確認してください。「―」は当研究所がまだ確かめていない項目です。

聞いた印象の比較

試聴評価(運営者の主観)

2026年8月19日/同じ日本語原稿・約774文字(日常会話・日時・金額・数字・英語のサービス名・感情表現を含む)/両方とも無料枠・初期設定に近い状態で1回ずつ生成

数字ではなく言葉で書いています。点数は付けていません。
聞いた観点ElevenLabs(Eleven v3)Speechify Studio
日本語の自然さ日本人が普通に読んでいると感じた自然。ElevenLabs v3と遜色ないと感じた
最初にたどり着くまで迷わなかった無料で使う導線が初見では分かりにくいと感じた
読み方の指示モデルを変えると印象が大きく変わったEnhanceで感情タグが自動で入るのが面白かった
3分聞き続けたいか今回は通しで聞けていない(未検証)今回は通しで聞けていない(未検証)

点数を付けていません。1回ずつ聞いた印象であり、条件が変われば感じ方も変わります。

料金体系の確認元です。ElevenLabs公式料金ページ(クレジット制)/Speechify Studio公式料金ページ(時間制)。どちらも2026年8月23日確認。 この記事の結論は「数え方が違う」という一点に乗っています。2社のページを並べて見ると、次の節の話が早く飲み込めます。 いずれも広告リンクではありません。クリックしても当研究所に報酬は入りません。

「文字で数える」と「秒で数える」は、どちらが得か

ここがこの記事の本題です。同じ原稿でも、どちらが安くなるかは原稿の中身で変わります。

考え方はこうです。

  • ElevenLabsは、書いた文字の数だけ減ります。 その音声が何分になろうと関係ありません
  • Speechify Studioは、出てきた音の長さだけ減ります。 何文字書いたかは関係ありません

だから、こうなります。

短い原稿を、何度も作り直す人 → ElevenLabsが有利

Speechifyは、作り直すたびに秒数ぶん減ります。 3分の音声を5回作り直せば、15分ぶん消えます。

ElevenLabsも作り直せば文字数ぶん減りますが、文字数は自分が書いた量そのものなので、事前に読めます。「今月は何文字書くか」で予算が立てられます。

長い音声を、一発で作る人 → Speechifyが有利になりうる

年額$100で86,400秒=約24時間ぶんです。月に直すと約2時間。オーディオブックや長尺のナレーションを、書き直しを少なく作るなら、こちらのほうが枠は大きく見えます。

⚠️ ただし、直接は比べられません

未検証 「日本語◯文字=音声◯秒」という換算を、当研究所はまだ測っていません。

だから「3万文字とナレーション24時間、どちらが多いか」を、この記事で断定することはできません。読み上げの速さは、声・速度設定・原稿の内容で変わります。

自分で確かめる方法はあります。 両方に無料枠があるので、自分の原稿を1本ずつ入れて、出てきた音声の長さを見てください。 「自分の原稿は1分あたり何文字か」が分かれば、上の2つの数字を自分の単位で比べられます。これは5分で終わります。契約する前にやる価値があります。

支払い方の違いは、金額以上に効きます

見落とされがちですが、ここは実務で効きます。

ElevenLabsは月額$6から始められます。 合わなければ翌月やめられます。「まず1か月だけ商用で使ってみる」ができます。

Speechify Studioは年額$100が最安です。 月額プランがありません。つまり最初の1回で1年ぶんを払うことになります。

これは金額の大小の話ではありません。試せるかどうかの話です。

  • 「合うかどうか、まだ確信が持てない」なら、月額で始められるほうが安全です
  • 「もう使うと決めている・年に数十時間ぶん作る」なら、年額でも問題ありません

⚠️ 返金や途中解約の条件は確認していません。未検証 年額を払う前に、必ず公式の規約を自分で確認してください。

無料枠の使い方が、2社で違います

どちらも無料枠では商用利用できません。 ここは同じです。

違うのは、無料枠で何ができるかです。

ElevenLabsは、無料のままMP3で音声を持ち出せます(公式確認・128kbps)。だから「無料で作って、自分の動画に当てて、雰囲気を確かめる」ができます。※商用利用はできないので、公開はできません。

Speechify Studioの無料枠でダウンロードできるかは、確認できていません。 未検証 確かめられているのは、商用利用と音声クローンが付かないことだけです。

一方で、音声クローン(自分の声を複製する)を使いたいなら、Speechifyのほうが道筋がはっきりしています。 Studio Starter($100/年)から使えると公式に書かれています。ElevenLabs側のクローンの条件は、当研究所では確認していません。未検証

ElevenLabsを選ぶ理由がある人

  • まず月額で始めて、合わなければやめたい
  • 短めの原稿を、月に何本も作る(文字数で予算を組める)
  • 作り直しを何度もするタイプ
  • 無料のうちにMP3を持ち出して、自分の動画に当てて確かめたい
  • モデルを選んで日本語の出来を追い込みたい

Speechify Studioを選ぶ理由がある人

  • 長い音声を、書き直し少なくまとめて作る(秒数の枠が大きい)
  • 音声クローンを使う予定がある(Starterから付くと公式に明記)
  • 年額での支払いに抵抗がなく、1年使うと決めている
  • 感情タグの自動付与(Enhance)のような機能に魅力を感じる

2026年8月19日の試聴と、2026年8月23日の公式確認にもとづく整理です。どちらが優れているかではなく、どちらの条件が自分に当てはまるかで選んでください。両方に当てはまらないなら、Murfを含む3社比較のほうへ戻ってください。

どちらも選ばない、という結論もあります

この2社はどちらも無料枠で商用利用ができません。 つまり「無料でYouTubeのナレーションを作りたい」という目的なら、この2社はどちらも答えになりません。

その場合に見るべきなのは、この2社の比較ではなく用途そのものです。→ AI音声はYouTubeナレーションに使える?

また、編集画面で細かく作り込みたいなら、今回の3社ではMurfの編集画面がいちばん作り込まれていました(音そのものは今回の設定では一段下でした)。→ Murfの日本語音声は自然?

この記事で確かめていないこと

  • どちらも有料プランを契約していません。 実際の請求額・返金条件・サポートは分かりません
  • 日本語の文字数と音声の秒数の換算を測っていません(この記事の最大の穴です)
  • 3分・10分の通し聞きができていません。1回ずつ聞いた印象です
  • Speechify Studio無料枠のダウンロード可否を確認していません
  • ElevenLabsの音声クローンの条件を確認していません
  • 生成速度は体感までで、計測していません

測れたら、このページを更新します。 測っていないことを「たぶんこう」で埋めることはしません。

次に読める場所