AI MEETING — 無料最終更新 2026.08.23

AI議事録は無料でどこまで使える?4社の無料プランを公式で確認した

「無料で30分の会議を1本、文字にしたい」なら、Nottaは選べません。1回3分までだからです。同じ目的ならFirefliesかFathomの無料プランが候補になります。ただしFirefliesは保存400分までなので、溜め続けることはできません。

先に結論

「無料でAI議事録」と検索して来た人が本当に知りたいのは、たぶんこれだと思います。

無料のまま、30分の会議を1本、文字に起こせますか?

答えはサービスによって違います。 そして、「無料プランあり」と書いてあるかどうかでは判別できません。

無料で30分の会議を1本通せるか
Notta 通せません(1回3分まで)
Fireflies 通せます(文字起こし無制限)
Fathom 通せます(録画・文字起こし無制限)
tl;dv 通せます(レコーディング無制限・1回3時間まで)

日本で最も名前を見るNottaが、この目的では選べません。 ここが、このジャンルでいちばん誤解されているところです。

無料プランの中身(公式確認 2026.08.23)

20 / 36 埋まっています
  • 実測
  • 公式確認済
  • 外部評価
  • 未検証
項目NottaFireflies.aitl;dvFathom
無料プランの価格¥0(クレカ不要)公式確認済$0(Free forever)公式確認済¥0(クレカ不要)公式確認済$0(free forever)公式確認済
1か月に処理できる量120分公式確認済無制限公式確認済無制限(ただしウェブ録画は週40回まで)公式確認済無制限公式確認済
1回あたりの長さの上限3分公式確認済未検証3時間公式確認済未検証
保存できる量未検証チームで400分公式確認済容量の上限なし・ただし保持は最長3か月公式確認済未検証
AI要約10回 / 月公式確認済無制限公式確認済会議10回分まで公式確認済使える公式確認済
ファイルのインポート50個 / 月公式確認済未検証未検証未検証
話者識別あり公式確認済未検証未検証未検証
リアルタイム文字起こしZoom / Meet / Teams / Webex / Slack公式確認済Zoom / Meet / Teams ほか公式確認済未検証未検証
無料枠での日本語の出来未検証未検証未検証未検証

「―」は当研究所がまだ確かめていない項目です。公式の料金ページに記載が見当たらなかったものも含みます。tl;dvの欄は2026年8月23日の再確認で公式の機能比較表から埋めました。

無料枠の条件は、4社の公式料金ページで2026年8月23日に確認しました。 Notta/Fireflies/tl;dv/Fathom 以下で引用する「1回につき3分まで」「Unlimited transcription」「400 mins of storage/team」「Unlimited recordings + transcriptions」は、これらのページに書かれている文面です。 tl;dvの無料枠の数字は、同じページ下部の機能比較表から取りました。無料枠の条件は予告なく変わるので、実際に登録する前にご自身で見てください。 いずれも広告リンクではありません。

Nottaの無料が「使えない」と書く理由

Nottaの料金ページには、無料プランの欄にこう書かれています。

  • 120分 / 月
  • 1回につき3分まで文字起こし可能

多くの紹介記事は前者だけを書いています。でも、判断を左右するのは後者です。

「月120分」は、3分の音声を40本という意味です。30分の会議を4本ではありません。

だから、こういう使い方までなら無料で足ります。

  • 3分以内の音声メモを文字にする
  • Nottaの画面と操作感を確かめる
  • 日本語の文字起こしがどんな見た目で出るかを見る

そして、こういう使い方はできません。

  • 打ち合わせを丸ごと文字にする
  • インタビューを文字起こしする
  • セミナーや講義を記録する

⚠️ 誤解のないように書くと、これはNottaが劣っているという話ではありません。 無料プランの設計思想の違いです。Nottaの無料は「体験版」で、Firefliesの無料は「制限付き実用版」です。

Nottaで会議の議事録を作るなら、Premium(月1,980円)からが実質のスタートになります。→ Nottaの料金プランと、無料でできること

Firefliesの「無制限」には、続きがあります

Firefliesの無料プランには 「Unlimited transcription(文字起こし無制限)」 と書かれています。これは本当です。長さでも回数でも止まりません。

ただし、同じ欄に「400 mins of storage/team(チームで400分の保存)」とあります。

つまり、こういう形です。

  • 会議を何本通してもいい
  • でも、残しておけるのは合計400分まで

30分の会議なら、およそ13本ぶんです。

だから正しい使い方はこうなります。

  1. 自分の実際の会議を、まず無料で何本か通す
  2. 日本語の出来を自分の目で確かめる
  3. 続けると決めたら、400分に当たる前に有料へ上げる

「無料のままずっと運用する」には向きません。

⚠️ 400分を超えたときに何が起きるか(古いものから消えるのか、新規が止まるのか)は確認できていません。未検証

Fathomの無料が、いちばん緩く見えます

Fathomの料金ページには、無料プランの内容として 「Unlimited recordings + transcriptions(録画と文字起こしが無制限)」 と 「Instant AI call summaries(即時のAI要約)」 が書かれています。保存の上限は記載を確認できませんでした。

公式に書かれている範囲だけで見ると、個人向けの無料プランとしてはいちばん制限が緩く見えます。

⚠️ ただし、Fathomについては確認できていないことが多くあります。 未検証

  • 日本語に対応しているか(料金ページに記載を確認できませんでした)
  • どの会議ツールに対応しているか(同上)

日本語の会議で使うなら、ここは必ず自分で確認してください。 「無料で無制限」だけを見て選ぶと、日本語で使えなかったときに時間を無駄にします。

tl;dvの無料は「消える」タイプの制限です

⚠️ 訂正:このページは以前、tl;dvの無料枠の中身を「公式ページから取得できなかった」と書いていました。2026年8月23日に確認し直したところ、公式の料金ページに機能比較表があり、中身も日本円の料金も公開されていました。 内容を差し替えます。

tl;dvの無料プランは、録画も文字起こしも回数の上限がありません。 30分の会議も通せます(1回3時間まで)。

ただし、保持が最長3か月です。

ここが他の3社と違うところです。NottaとFirefliesは「入り口」で止まりますが、tl;dvは入ってから時間で消えます。

  • Notta — 入り口で止まる(1回3分)
  • Fireflies — 容量で止まる(保存400分)
  • tl;dv — 入るのは自由。でも3か月で消える
  • Fathom — ほぼ止まらない

そのほかの無料枠の制限も公式に書かれています。ウェブでの録画は週40回まで、アップロードは5件まで、AIメモは会議10回分までです。

つまりtl;dvの無料は、「試す」には十分だが「記録として残す」には向かない形です。議事録を資産として溜めたいなら、無料のままでは目的を果たせません。

⚠️ 日本語に対応しているかは、まだ名指しで確認できていません。 未検証 公式は「30以上の言語」と書いていますが、その一覧が見当たりません。日本語の会議で使う予定なら、無料枠で自分の音源を1本通して確かめてください。

無料のまま目的を果たせる人

  • 会議を数本だけ文字にしたい(Fireflies・Fathomの無料枠で足ります)
  • まずサービスの使い勝手を知りたいだけ(4社とも無料で確かめられます)
  • 3分以内の音声メモを文字にしたい(Nottaの無料で十分です)
  • 自分の会議で日本語の出来を確かめてから、有料を判断したい

無料では足りない人

  • 毎週の会議を記録として溜め続けたい(Firefliesは保存400分で止まります)
  • 日本語の会議を無料で処理したい+日本語サポートも欲しい(Nottaは無料では通せません)
  • 長いインタビューや講義を無料で文字にしたい
  • セキュリティ要件のある業務で使う(無料プランのデータの扱いは当研究所では未確認です)

2026年8月23日に各社の公式料金ページで確認した内容にもとづく整理です。当研究所はいずれのサービスも契約しておらず、無料枠での日本語の出来も自分では確かめていません。

無料で試すときに、ついでに精度も測れます

せっかく無料で自分の会議を通すなら、そのときに精度も測ってしまうのがいちばん確実です。

当研究所が使う手順を公開しています。同じことを自分の会議でやれば、他人のレビューより信用できる数字が手に入ります。

やることは3つだけです。

  1. 同じ音源を、比べたい全サービスに通す(別々の音源を使うと比較になりません)
  2. 自分で正解テキストを書き起こす(これが基準になります)
  3. 固有名詞20語を先に決めて、何語が正しく出たかを数える

手順の全文は 日本語文字起こし精度テストのやり方 にあります。

⚠️ 当研究所もまだ実施していません。 だからこのページにも精度の数字はありません。上位の比較記事には「98%」といった数字が並んでいますが、測り方が書かれていないので引用しません。

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