SPEECHIFY STUDIO — 日本語最終更新 2026.08.22

Speechify Studioの日本語音声は自然?無料版を実際に試した感想

音はかなり自然でした。ElevenLabs v3と遜色ないと感じたほどです。ただし入口が分かりにくく、無料プランでは音声ファイルを書き出せません。

先に結論

音はかなり良かったです。 正直、いちばん意外だったサービスでした。

同じ日本語原稿を3社に読ませた今回のテストで、Speechify Studioは ElevenLabs v3 と遜色ない と感じました。日本語が自然で、生成も速く、そのままナレーションに使えそうな水準です。

ただし、手放しではすすめません。入口と中身の評価が、ここまで食い違ったサービスは珍しいと思ったからです。

  • 入口:分かりにくい。最初にPremiumの年額案内とカウントダウンが出てきて、身構えた
  • 中身:素直に良い。日本語は自然で、Enhanceという機能も面白い
  • 無料の制約:mp3で書き出せません。 無料のあいだは聞いて比べるだけです

まず、入口でつまずいた話から

音の前に、ここを書いておきます。同じところでつまずく人がいると思うからです。

最初にSpeechifyのサイトへ行くと、Premiumの7日間無料トライアルの案内が出てきました。その後は年額19,999円、「無料トライアル枠を確保」、カウントダウン。正直に言うと、焦らされている感じがして、あまり気持ちよくありませんでした。

「無料で試したいだけなんだけど」と思いながら探して、そのあと Speechify Studio という別のプロダクトに Free Plan があることに気づきました。そちらからは、普通に無料で入れました。

ここで大事なのは、「Speechifyに無料プランが無い」わけではないということです。あります。分かりにくいだけです。

公式FAQにも、Speechify Studio と Text to Speech Reader は別のプロダクトで、サブスクリプションも別だとはっきり書かれていました。つまり、

  • Reader(Premium):本や記事を読み上げてもらう、インプット用のアプリ
  • Studio:ナレーションや吹き替えを作る、制作用のツール

ナレーション素材を作りたい人が行くべきなのは Studio のほうです。ここを取り違えると、用途違いの製品の年額案内を見せられることになります。

⚠️ 「入口が分かりにくかった」というのは、あくまで2026年8月19日に初めて触った運営者ひとりの第一印象です。画面は変わりますし、慣れている人には気にならないかもしれません。

音はどうだったか

Studio Freeに入って、他社と同じ約774文字の日本語原稿を生成しました。使ったのは日本語に対応した多言語ボイスで、画面には「Japanese +22」「United States」といった表示が出ていました。

素直に、良かったです。

  • 日本語が自然
  • ElevenLabs v3 と遜色ないと感じた
  • 生成も速い
  • YouTubeのナレーションなどにも使えそう

入口で身構えていたぶん、ここは良い意味で裏切られました。

Enhanceが面白かった

もうひとつ試したのが Enhance という機能です。

使ってみると、原稿のほうに感情や話し方のタグが自動で挿し込まれました。 実際に入ったのは、たとえば次のようなものです。

  • [curious]
  • [laughing]
  • [uhm]
  • [shouting]

そしてEnhance後の感情表現は、箇所によっては ElevenLabs v3 より上かもしれないと感じました。大差ではありませんが、「自分でタグを書かなくても勝手に演技が付く」のは、ナレーション制作としてはかなり楽です。

未検証 ただし、Enhanceの前後を同じ条件で比べていません。 「Enhanceのほうが良い」と断定できるだけの比較はしていない、というのが正確なところです。ここは次に試したいところです。

無料でどこまでできるか(公式確認 2026.08.22)

音が良くても、無料の制約を知らないと計画が狂います。公式のStudio料金ページで確認しました。

Speechify Studio の無料プランでできること(公式確認 2026.08.22)

8 / 8 埋まっています
  • 実測
  • 公式確認済
  • 外部評価
  • 未検証
項目Studio Free
日本語の音声を作る作れた実測
もらえる量600 Studio クレジット公式確認済
クレジットの減り方音声は1秒 = 1クレジット(600 ≒ 10分)公式確認済
使えるボイス1,000以上のボイスにアクセス可公式確認済
mp3でダウンロード不可(有料プランから)公式確認済
商用利用不可公式確認済
ボイスクローン不可公式確認済
商用にできる最安プラン$100 / 年(Studio Starter・86,400クレジット)公式確認済

料金・規約は変わります。契約前に必ず公式で現在の値を確認してください。

無料で音声ファイルを書き出せないのが、いちばん効く制約です。公式FAQにも「作ったものを世に出したくなって、mp3でダウンロードする必要が出たら有料プランへ」と書かれています。

つまりStudio Freeは「聞いて確かめるための無料枠」であって、「無料で素材を作る枠」ではありません。ここは、比較した3社のうちElevenLabsだけが違いました(ElevenLabsは無料でもMP3を持ち出せます)。

⚠️ ひとつ、公式サイトの中で表記が分かれている点に気づきました。無料プランの一覧には「No commercial usage rights」と書かれている一方で、FAQには「Studioなら生成した音声の権利と商用利用権を永続的に所有できる」という趣旨の説明があります。FAQのほうは有料プランを前提にした説明だと読むのが自然ですが、無料プランの商用利用については、契約前に必ず最新の規約で確認してください。 当研究所としては、料金表の記載どおり無料は商用不可として扱っています。

クレジットの数え方が他社と違う

細かいですが、見落とすと計算を間違えるので書いておきます。

Speechify Studio のクレジットは 音声の秒数 で減ります。公式によると、

  • ナレーション:1秒 = 1クレジット
  • 吹き替え:1秒 = 3クレジット
  • アバター:1秒 = 30クレジット

なので無料の600クレジットはおよそ10分ぶんです。

ElevenLabsが文字数で減るのとは基準が違います(あちらはWebで1文字 = 1クレジット)。「クレジット」という同じ言葉でも中身が別物なので、数字だけを並べて比べないでください。

なお公式は「一度生成した同じ内容の書き出し直しにはクレジットを使わない」「音量だけの調整は無料だが、ピッチ・速度・感情の調整はAIを通るのでクレジットを消費する」とも説明しています。

Speechify Studioが向きそうな人

  • 日本語の自然さを重視する(今回の条件では上位でした)
  • 感情表現を足したいが、タグを自分で書きたくない(Enhance)
  • 年払いでよく、年$100の枠に収まる
  • 吹き替えやアバターも同じツールで扱いたい

別のサービスを見たほうがいい人

  • まず無料で音声ファイルを作って動画に当ててみたい(無料は書き出し不可)
  • 月単位で契約を止めたい(最安が年$100)
  • 間や強弱を細かく編集したい(そこはMurfのほうが強い)
  • 入口の分かりにくさに時間を使いたくない

2026年8月19日に無料プランで1回試したうえでの整理です。条件が変われば評価も変わります。

無料プランのクレジット数・使える機能・商用利用の記載はSpeechify Studio公式料金ページで確認しました(2026年8月22日)。 クレジットが秒数で減るこのサービスは、文字数で数える他社と数字をそのまま比べられません。ご自身の原稿の長さで計算してください。 広告リンクではありません。

今回わかっていないこと

  • 使ったボイスの正確な名称を記録していません(画面表示は「Japanese +22」でした)
  • Enhanceの前後を同条件で比べていません
  • 生成速度は体感です。ストップウォッチで計測していません
  • 3分・10分の通し聞きをしていません。 約774文字を1回聞いた印象です
  • 有料プランで生成した場合の品質は確認していません
  • 無料プランの商用利用について、公式サイト内で表記が分かれている点は未解決のままです
  • 音声ファイルは掲載していません。無料枠で作った音は商用利用できず、当サイトは広告を扱う商用サイトのためです

次に読める場所