PRODUCT LAB 009 — OBSIDIAN最終更新 2026.09.02

Obsidianは、無料でどこまで使える?

アプリ本体はサインアップも不要で、機能制限なく無料です。有料なのは 端末間の同期(Sync)とWeb公開(Publish)という追加サービスのほう。 仕事で使う場合の商用ライセンス(年50ドル)についても、公式FAQに 「支払う義務はありません」と書かれていました(2026年9月2日確認)。

30秒で結論

向いています

  • 書いたものを自分のパソコンの中にファイルとして持っておきたい人
  • サービスが終わっても手元にデータが残る形を優先したい人
  • 1人で長期間、情報を育てていきたい人

向いていません

  • 他の人と同じ画面を見ながら同時に編集したい人
  • 表・データベースで情報を構造化したい人(考え方がNotionとかなり違います)
  • 設定を自分で決めるより、最初から整った状態で使い始めたい人

⚠️ 当研究所は Obsidian 本体を実際に運用していますが、Sync と Publish は契約していません。 同期まわりの使い心地についての判断は書いていません。

目次を見る5項目
  1. 130秒で結論
  2. 2測定結果と採点基準
  3. 3公式で確認したこと(料金 ほか3件)
  4. 4もう少し詳しく
  5. 5最終判断

測定結果と採点基準

測ったものには測定日と条件が付いています。まだ測っていない項目も、同じ形で残しています。空欄にして見えなくすることはしません。

実測測定日 2026.09.02

運用中Vaultのノート数

1,482ファイル

条件
当研究所の運用Vaultの直下から find で拡張子 .md を再帰的に計数。node_modules / .git / dist は除外。ノートの中身の質は評価していない(枚数だけ)
出所
収益化研究所が自分の運用環境を計測
実測測定日 2026.09.02

導入しているコミュニティプラグイン

0個

条件
Vault内 .obsidian/ を確認。plugins ディレクトリと community-plugins.json がどちらも存在しないことをもって0とした
出所
収益化研究所が自分の運用環境を計測
実測測定日 2026.09.02

日付名の日次ノートの運用期間

124本 / 約5か月

条件
ファイル名が YYYY-MM-DD 形式のノートを計数し、最古と最新の日付を取得。2026-04-01 から 2026-08-27 まで
出所
収益化研究所が自分の運用環境を計測
実測測定日 2026.09.02

Vault全体の容量

1,726MB

条件
du で Vault 直下を集計。node_modules / .git / dist は除外。画像・音声・作業ファイルを含む実測値で、ノート本文だけの容量ではない
出所
収益化研究所が自分の運用環境を計測
未検証測定日 ―

Syncの実際の請求額

―

予定
Syncを月払いで1か月契約し、届いた明細の金額と請求日をそのまま記載する。⚠️ ドル建てのため、為替と海外事務手数料が乗る。推測した円換算は書かない
出所
まだありません
未検証測定日 ―

端末間で同期が完了するまでの時間

―

予定
同一の1MBのノートを片方の端末で保存し、もう一方の端末に反映されるまでをストップウォッチで計る。同一Wi-Fi・有線それぞれ5回の中央値を出す
出所
まだありません

採点基準(点数を出す前に公開しています)

1 / 3 測定済み

総合点はまだ出していません。下の項目をすべて実際に測ってから出します。測る前に点数だけ先に出すことはしません。

  1. 無料のまま使い続けられるか実測

    本体の機能制限の有無を公式で確認し、実運用のVaultで詰まった箇所を記録する

    ―

  2. 同期の実額と速さ未検証

    月払いで契約した明細額と、端末間の反映時間の中央値

    ―

  3. 情報が増えたときの検索の速さ未検証

    同一の検索語10回の応答時間の中央値を、ノート数を変えて計る

    ―

点数は出していません。Sync と Publish を契約していないため、 このサービスの有料部分をまだ評価できないからです。基準だけ先に置きます。

公式で確認したこと

ここは聞いた印象ではなく、公式に書いてある事実です。 1行ごとに、その情報をどこで確認したかのラベルが付いています。確認した日も表ごとに書いています。

料金(公式 2026.09.02 確認)

公式確認日 2026.09.02
アプリ本体無料(サインアップ不要)公式の見出しは「Free without limits.」。公式確認済
Sync — 年払い$4 / ユーザー / 月公式確認済
Sync — 月払い$5 / ユーザー / 月公式確認済
Publish — 年払い$8 / サイト / 月公式確認済
Publish — 月払い$10 / サイト / 月公式確認済
Catalyst(任意の支援)$25 一括ベータ版への早期アクセスとコミュニティバッジ。使用に必須ではありません。公式確認済
Commercial(商用ライセンス)$50 / ユーザー / 年⚠️ 必須ではありません。下の表を見てください。公式確認済
学生・教職員・非営利団体Sync と Publish が40%割引公式確認済

⚠️ 料金ページを開いた直後は「Yearly(年払い)」が選ばれています。月払いに切り替えると 金額が変わるため、両方を実際に切り替えて確認しました。 ⚠️ すべて米ドル建てです。当研究所は固定の円換算を書きません。為替と、カード会社の 海外事務手数料で実際の請求額が動くためです。 公式ページで確認する

「仕事で使うなら商用ライセンスが必要」ではなかった

公式確認日 2026.09.02
商用ライセンスの支払い義務無い(公式FAQに No と明記)原文は「No. You are not required to pay for a commercial license」。続けて、組織の仕事で使うなら購入を推奨する、と書かれています。公式確認済
推奨されている理由開発を利用者だけで支えるため公式の表現は「100% user-supported」。義務ではなく支援の位置づけです。公式確認済
返金(Sync / Publish)購入から7日以内は理由を問わず全額返金公式確認済
返金(Catalyst / Commercial / Credit)返金不可公式確認済

日本語の記事では「商用利用は年50ドル」と書かれていることがあります。 公式FAQの原文はそうではありませんでした。 公式ページで確認する

データの扱い(公式 2026.09.02 確認)

公式確認日 2026.09.02
ノートの保存場所利用者の端末内(ローカル)公式の説明は、端末に保存されるため開発元からはアクセスできない、というもの。公式確認済
テレメトリの収集収集しない(公式に明記)公式確認済
ユーザーデータの販売しない(公式に明記)公式確認済
Sync使用時の暗号化AES-256のエンドツーエンド暗号化公式確認済

公式ページで確認する

当研究所が実際に運用している環境(実測 2026.09.02)

ノート数(.md)1,482ファイル実測
Vault全体の容量1,726MB(画像・作業ファイル込み)実測
コミュニティプラグイン0個拡張性が売りのアプリですが、当研究所は標準機能だけで運用しています。実測
有効にしている標準機能グラフ / バックリンク / デイリーノート / テンプレート / キャンバス / ブックマーク ほか実測
Publish(標準機能)無効実測
日付名の日次ノート124本(2026-04-01 〜 2026-08-27)実測
Sync の契約状態―同期の標準機能は有効になっていますが、課金状態をこの計測方法では確認できませんでした。契約しているとは書きません。未検証

ここは公式情報ではなく、当研究所が使っているVaultを実際に数えた値です。 ⚠️ 個々のノートの中身は載せていません。件数と構成だけです。

もう少し詳しく

本体は、本当に無料で止まらない

Obsidianの料金ページの見出しは「Free without limits.」で、続けて サインアップも不要と書かれています(2026年9月2日確認)。有料なのは本体ではなく、 端末をまたぐ同期(Sync) と Webへの公開(Publish) という追加サービスのほうです。

当研究所は実際にObsidianを運用しています。2026年9月2日時点で、 Vaultの中に Markdownのノートが1,482ファイル、容量は画像や作業ファイルを含めて1,726MBでした。 ここまで来ても、本体の機能で止められたことはありません。

⚠️ 数え方も書いておきます。Vault直下から find で拡張子 .md を再帰的に数え、 node_modules / .git / dist は除きました。ノートの中身の質は評価していません。枚数だけです。

意外だったのは、プラグインを1つも入れていなかったこと

Obsidianはプラグインで拡張できることが売りで、紹介記事もたいていそこを推します。 ところが自分の環境を確認したら、コミュニティプラグインは0個でした。

有効になっていたのは標準機能だけです。グラフ、バックリンク、デイリーノート、テンプレート、 キャンバス、ブックマークあたり。日付名の日次ノートは124本あり、2026年4月1日から8月27日まで、 約5か月ぶん続いていました。

正直なところ、これは自分でも見るまで分かっていませんでした。 「拡張しないと使いものにならないアプリ」だと思って避けているなら、 標準機能だけでも1,000ノート規模までは運用できている、という実例が1つある、とだけ書いておきます。

⚠️ もちろんこれは当研究所1件の運用です。プラグインを入れたほうが速い作業はあるはずで、 「入れなくていい」という主張ではありません。

「商用利用は年50ドル」と書かれているのを見たら、原文を確認したほうがいい

料金表には Commercial ライセンス(1ユーザーあたり年50ドル)が並んでいます。 これを「仕事で使うなら必要な費用」として紹介している記事がありますが、 公式FAQの原文はこうでした。

Do I have to pay for commercial use? No. You are not required to pay for a commercial license…

支払い義務は無い、と最初に書かれています。そのうえで、組織の仕事で使うなら 開発を支えるために購入を勧める、と続きます。Catalyst(25ドル)も同じ位置づけで、 機能を開放する鍵ではなく、任意の支援です。

⚠️ 会社として支払うべきかどうかは、この記載だけで各社が判断できるものではありません。 当研究所は法務の助言をしていません。ここで確認できるのは「公式は義務だと書いていない」ことまでです。

有料になるのは同期のほう。しかもドル建て

Syncは月払いで$5、年払いにすると$4(1ユーザーあたり/月)。 Publishは月払いで$10、年払いで$8(1サイトあたり/月)でした。 どちらも料金ページを開いた直後は年払い表示なので、月払いのつもりで見ると安く見えます。

⚠️ 円換算は書きません。 ドル建てなので、為替とカード会社の海外事務手数料で 毎月の請求額が動くからです。実際に契約した月の明細額を、契約したときに書きます。

当研究所の環境では同期の標準機能自体は有効になっていましたが、 課金しているかどうかは今回の計測方法では確認できませんでした。 なので「使っています」とは書きません。 測定票のその行は「―」のままにしてあります。

Notionと迷っているなら、金額で選ばないほうがいい

NotionとObsidianは、値段の付け方からして考え方が違います。 Notionは人数ぶん毎月払う形、Obsidianは本体無料で同期だけ払う形です。

ただ、選ぶときに効いてくるのはそこではなく、書いたものがどこに置かれるかでした。 Obsidianは自分のパソコンの中にMarkdownファイルとして残り、Notionはクラウドに置かれます。 共有したいならNotion、手元に持っておきたいならObsidian、という分かれ方をします。

条件によって答えが変わるので、別のページにしました。 9つの条件で並べたものがNotionとObsidian、どちらが自分に向いているかで、 先に答えだけ知りたいなら6問の診断のほうが早いかもしれません。 もう片方のNotionのページも置いてあります。あちらは料金ページが最初に見せている金額に 注意が要ります。年払いの表示のまま出てくるからです。

最終判断

Obsidianでいい人

  • 自分のパソコンの中にファイルとして残したい人
  • 1人で長く育てる前提の人(当研究所は約5か月で1,482ノートまで来ています)
  • 拡張しないと使えない、と身構えている人(標準機能だけでも運用できています)

別のサービスを見たほうがいい人

  • 同時編集・共有が目的の中心にある人(→ Notionのページを見てください)
  • 端末をまたぐ同期を無料で済ませたい人(Syncは有料。無料の代替手段は当研究所が検証していません)

⚠️ 実測と公式を分けています。ノート数・プラグイン数・運用期間は当研究所の実測値、 料金・規約・データの扱いは公式ページの記載です。Sync と Publish は契約していません。

料金と無料枠は変わります。最後は公式で確かめてください。

このページに書いたObsidianの料金・規約は、当研究所が 2026.09.02 に公式サイトで確認した時点のものです。 海外サービスは改定も為替の影響もあるので、契約の前に必ず公式の現在値を見てください。

このページでまだ確かめていないこと

  • これは広告リンクではありません。Obsidianにアフィリエイト制度は無く、当研究所は報酬を受け取っていません。
  • 料金ページは開いた直後が年払い表示です。月払いの金額を見たいときは「Monthly」に切り替えてください。
  • 金額はすべて米ドル建てです。実際の請求額は為替とカード会社の海外事務手数料で動きます。当研究所は固定の円換算を書きません。

これは広告リンクではありません。Obsidianの紹介プログラムにまだ参加していないため、クリックしても当研究所には1円も入りません。参加した場合は、この場所に必ずPR表記を出します。

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